【読書】弱者の戦略
- 作者: 栢野克己
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 単行本
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「小さな会社・儲けのルール」で著者の栢野先生の名前はしっかり覚えていたので、先週、他の目的でジュンク堂に行ってふとこの本のタイトルと著者名が目に留まった時にピン!ときました。
弱者の戦略。
ハイ、弊社は弱者です。
というより世の中大半の会社が弱者です。そのことは本書にも書かれています。
自分が弱者であると認識できれば、この本はとてもわかりやすいはずです。
p.21
- 商品戦略 どんな商品・サービスで勝負するか? 自分の天職は何か?
- 地域戦略 どこで勝負するか? どう攻めるか?
- 客層戦略 誰をお客様にするか? ライバルに勝てるお客様は誰か?
- 営業戦略 どうやって新規のお客様を獲得するか? 集めるか?
- 顧客戦略 どうやってリピートや安定客にするか? 口コミや紹介をもらうか?
- 組織戦略 人員体制は? 採用や教育、やる気や評価制度は?
- 財務戦略 成功するお金の使い方は?
- 時間戦略 成功する働き方は? 時間の使い方は?
よしっ、8つの戦略はすべて暗記できていたぞ(笑)。
これを、大企業を真似ず、身の丈に合わせて(=すなわち小さく)、徹底して実践する。
そうやって成功した数多くの事例がこの本には記されています。
加えて、
p.179
大きく分けると、ビジネス系の人生成功には、
- 「夢」系=夢・やる気や情熱や天職意識・使命感など。
- 「戦略・戦術」系=ビジネス戦略やマーケティングや営業方法。
- 「感謝」系=感謝・感動・感性・感激・許し・掃除・奉仕など。
私はこれらをまとめて、「人生の成功は夢×戦×感」と提唱しています。
これらが「結論から言うと、全部大事です」と書かれています。
戦略だけではうまくいかない、得体の知れないものであっても夢は追い続けなければならないし、調子に乗ってしまって感謝を忘れないようにしなければならない。そんなことを感じました。
3時間ほどかけて読み終えたら夕方17:30。ひと息つく間もなく著者自身のセミナーに乗り込んだのはここだけの話です(笑)。
セミナーの様子は別エントリにします。