プログラミング初心者にPHPをマスターしてもらいたい
数ヶ月前から1人採用するべく動いてきた結果、12月から大学生1人にインターン形式で働いてもらっています。当初の採用枠はプログラマでしたが、気が付いたらプログラミング初心者でした。
…あれ?
このご時勢に何やってるんでしょうね私は…と思うこともありますが、これはこのご時勢ならではの自分なりの投資なのです。まぁその話については書きたくなったら書きます。
この学生(以下、T君)は以下のようなベースを持っています。
- 大学は文系。
- PC、インターネットの利用には慣れている。
- プログラマへの向上心がある。
- 縁故である。(仕事仲間の元同僚の身内。十分に縁故ですw)
- 愛想が良い。
下の2点は、うちのような超小規模な会社での採用では結構重要だったりします。
で、T君には、とにかく一から勉強してもらっています。私も他人に一から教えるのは初めてなので、その記録?をブログに残していきたいと思います。
プログラミングに関する総論的な書籍を読んでもらう
真っ先に着手したのがこれです。
比較的短期の専門学校出身者や独学でWebプログラミングを勉強した人の場合、コンピュータやプログラミングの総論・概論を知らぬままプログラミングを仕事としている人も多いのですが、本格的にプログラマを目指そうとすると早晩壁にぶち当たります。あるいは、高度なプログラムを組むことはできません。そこで、通勤途中や家や学校に居る時に学習してもらう本を選定して買い与えました。
↓コレです。有名な本ですね。
プログラムはなぜ動くのか ― 知っておきたいプログラミングの基礎知識
- 作者: 矢沢久雄,日経ソフトウエア
- 出版社/メーカー: 日経BP出版センター
- 発売日: 2001/09/27
- メディア: 単行本
- 購入: 21人 クリック: 513回
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2ヶ月ほどで一通り読み終えられると思います。その時点ではすべてを理解して覚えられていることはないと思いますが、T君には「この先数年は何回か読み直すように」伝えてあります。実際のプログラミングや実務を経てからあらためて読み直すことで、点でしか把握できなかったことが線としてつながります。
PHPの勉強はWeb上のコンテンツで
最初はPHPも何か1冊選ぼうと思っていたのですが、やめました。超がつく初心者向けの本は、探せばあるのでしょうけれど、理解し終えるとまったく無用(場合によってはむしろ有害)になりそうですので、やめました。
そこで、既存のWeb上のコンテンツを拝借することにしました。T君自身も自分なりに探した結果、現在はココを見て勉強しているようです。
http://www.e-and-a.ws/ の「PHP超入門」
当面は必ずサンプルコードを実際に書いて実行することを指示しています。予想通り途中で何度もつまずいているので、なるべく自分で方法を探して解決するようには指示していますが、1日に1〜2回程度は質問に答えるようにしています。
PHP超入門は一気に進んでいるようで、1週間あれば一通り終えられるようです。
ですのでその続きとして、
- 課題を与えて自分でプログラムを考え出す。
をやってもらおうかと思っています。
当然、課題は私が考える必要があります。
- FizzBuzz問題
- ブラウザ上で簡易な関数電卓を作る
- 配列を操作する何か。
- ファイルを操作する何か。
まぁこれはこれで考えるのは楽しいです。…何か良い問題があれば教えてください。